東野圭吾『卒業―雪月花殺人ゲーム 』

本日の一冊は、東野圭吾『卒業―雪月花殺人ゲーム 』。

七人の大学四年生が秋を迎え、就職、恋愛に忙しい季節。ある日、祥子が自室で死んだ。部屋は密室、自殺か、他殺か?心やさしき大学生名探偵・加賀恭一郎は、祥子が残した日記を手掛かりに死の謎を追求する。しかし、第二の事件はさらに異常なものだった。茶道の作法の中に秘められた殺人ゲームの真相は!?~文庫裏表紙より~

こちらも東野圭吾のかなり初期の頃の作品です。このころお得意の青春推理ものですね。そして東野作品に最も多く登場している加賀恭一郎が最初に活躍した事件でもあります。加賀は現時点(2007年1月現在)で7作品に登場しており、本作品でQは全てを読了しました。
卒業間際の大学生たちの物語は爽やかに始まります。加賀は剣道の学生チャンピオンで、天啓のひらめきと強靭な精神力で事件の謎に挑みます。しかし、のちの作品で見せる加賀の孤独な雰囲気は、このころの体験で培われたのでしょうか。と思わせるくらい、切ないエンディングでしたね。
タイトルになっている『雪月花』ですが、『雪月花之式』という茶道のゲーム的な作法のことをいいます。この作法が一つのトリックになっていたり、他にも推理小説でおなじみの“密室”が出てきたりしますので、本作は本格推理モノでも、青春モノという意味でも、楽しめる作品です。
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