平山夢明『独白するユニバーサル横メルカトル』

本日の一冊は、平山夢明『独白するユニバーサル横メルカトル』。

凝視せよ。ここにあるのは宝石だ。生理的嫌悪と、終わることのない暴力の果てに、名状しがたい感動が待っている、異形の物語たち。日本推理作家協会賞を受賞した表題作を含め8編を収録した短編集。~「MARC」データベースより~

2007年版「このミステリーがすごい!」の第1位の作品ということで、思わず手にとってしまいました。昨年の第1位作品が東野圭吾の『容疑者Xの献身』であり、Qの昨年の読書熱、東野熱はそこから始まったものだったので、今年も大きな期待を持って購入しました。意味不明なタイトルと、同じくらい意味不明な装丁が、物語の神秘性を期待させます。書店でもかなり目立っていますね。
ホラー短篇集とのことですが、あまり怖くはないです。それより、紹介文の“生理的嫌悪”という言葉どおり、本書は読者を選びますね。“生きたまま植木鋏で左足指を4本切断する”とか“3日かけて人間1体の死体を食す”とか…、そういうのダメな人は読んじゃダメです。Qも電車の中で、たぶんすごい顔をしながら読んでいたんだろうと思います。
大半は気持ち悪いだけの短篇集ですが秀逸な作品もあって、Qは『オペラントの肖像』と表題作『独白するユニバーサル横メルカトル』が気に入りました。前者は、人間のあらゆる行動を条件付け(オペラント)で規定して統制する未来社会で、条件付けが緩む原因とされている“芸術”の取締官である男の物語。後者は、タイトルだけ見ると意味がわかりませんが、読むと「タイトルどおり」と思うことでしょう。
思いっきり“イッちゃっている”世界を楽しみたい方におすすめします。
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