ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界~哲学者からの不思議な手紙』

ひさびさの書評!本日の一冊は、ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界~哲学者からの不思議な手紙』。

ソフィーはごく普通の14歳の少女。ある日、ソフィーのもとへ1通の手紙が舞い込んだ。消印も差出人の名もないその手紙にはたった1行、『あなたはだれ』と書かれていた。おもいがけない問いかけに、ソフィーは改めて自分をみつめ直す。「わたしっていったいだれなんだろう」今まで当たり前だと思っていたことが、ソフィーにはとても不思議なことのように思えてきた。その日からソフィーの周りでは奇妙な出来事が次々と起こり始めた…。’94ドイツ青少年文学賞、最優秀作品賞・作家賞・出版社賞受賞。~「BOOK」データベースより~

哲学をテーマにしたファンタジーで10年以上前に話題になった小説なんですね。なぜ今『ソフィーの世界』なのかというと、哲学の基本を気軽に楽しく学びたかったからです。
坂本総研の2007年1月1日の記事を見ていただくと2007年の抱負が書いてあるんですが、その中で「今年は日々の出来事や仕事や生活で気が付いたことをもう少し載せていきたいと思います。」と書きました。そんなわけで「仕事とは何ぞや」「働くとはどういうことか」などということを考え始めたところ、実はそれほど簡単でないというがわかりました。なぜか?それらを語るには「人生とは何か」とか「何のために生きているのか」とかそういった根幹の考え方を明らかにしなければならないということに気づいたからです。土台を固めなければその上には何も乗せられないということだと思います。
そういう哲学的な問いに対しては、今までも漠然とした考えを持っていました。しかし、あまり明確にしたことはなかったし、自分の考え方が哲学の世界ではどのような位置づけなのかを考えることもありませんでした。だけどやっぱりこんな風にブログに文章で表そうと思ったら、明らかにせざるを得ないということなんですよね。そこでこの本を思い出したということなんです。
本書は、「あなたはだれ?」「世界はどこからきた?」という二つの根元的な問いから始まります。これらは古代ギリシア時代の哲学のメインテーマであり、ここから長い長い哲学の歴史を現代まで順番に辿っていくことになります。哲学とその歴史が非常にわかりやすく、また物語を織り交ぜながら進行していくので、飽きることなく読み進めることができます。
自分の考え方と照らし合わせながら読んでいくと、「この人の思想はわからん」とか「この人の考え方は納得がいく」とかいうのがいろいろありますが、歴史が現代に近づくにつれて自分の考え方に近くなっていくような気がしました。
哲学のことを語るにはまだまだ勉強が足りませんが、この本を読んで学んだことでまず二つ言えることがあります。
「あたりまえを疑うこと」
「どこまでも突き詰めて考えること」
哲学の基本姿勢だと思うんですが、これは仕事とは何かを語ることにおいても、また仕事を実際に進めるにあたっても非常に重要な姿勢だと思います。そのあたりの具体的な話は今後このブログの中で述べていきたいと思います。これでやっと“総合研究所”っぽくなってくるのではないでしょうか???
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